全日制高校から通信制高校へ転校するために必要なこと

転校
「通信制高校に通うのは周りの目が気になる…」そんなことはありません。あなたが知らないだけで、全日制高校から通信制高校へ転校する方はたくさんいます。では、転校の方法は?メリットは?転校する方の特徴は?今回は全日制高校から通信制高校へ転校する方法や手続きの進め方についてご紹介します。


全日制高校から通信制高校へ入学するための2つの方法

全日制高校から通信制高校へ入学する方法は2つあります。
それは、転入編入です。
転入と編入という言葉を聞いたことはあっても、違いを正確に理解している方は少ないのではないでしょうか?
まずは、転入と編入の2つの違いについてご紹介します。

学校から学校へ籍を移すことが転入

転入とは、これまで通っていた高校を退学せずに、別の学校へ入学し直すことを指します。つまり、転校は転入と同等の意味と考えることができます。
例えば、「不登校状態が続いているけれど退学はしていない」「転居で転校せざるを得なくなった」など。
転入では、以前通っていた高校の出席日数や取得単位数に応じて、スタートする学年が決まります。転入は3月、8月、12月などの学期末に募集されることが多く、2学期や3学期など途中の学期から入学可能です。

退学してから学校へ入学し直す編入

高校を退学した後、再度入学し直すことを編入と言います。編入では、以前通っていた高校での単位数を卒業単位に計上することができます。編入と転入の大きな違いは、入試・入学時期が限定されている点です
基本的に退学は3月に募集が行われ、4月に入学という形をとります。
また、転入は同一の学校のみで可能です。そのため、海外の学校から日本の高校へ転校したいという場合も入学方法は「編入」という形になるため、入学時期が限定されます。


全日制高校から通信制高校へ転校する方の3つの特徴

高校生

全日制高校から通信制高校へ転校する方の特徴を3つご紹介します。

① 過去に不登校を経験した方

最も多いのは全日制高校で不登校を経験した方です。
通信制高校の最大の特徴は登校日が少ないこと。登校日が少ない分、生徒の負担を減らすことができますし、学習も自分のペースで進めることができます。
通信制高校に通えば、無理なく卒業資格を取得することができるのです。

通信制高校の登校日(スクーリング)についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒『通信制高校のスクーリングとは?

② 将来の夢を追いかけたい方

タレントやスポーツ選手、歌手など、特殊な夢を追いかけている方は通信制高校へ通っていることが多いです。
通信制高校の登校日数の少なさをネガティブなイメージで捉えるのではなく、目標を追いかけるためのサポートをしてくれる学校と捉えられることも多いのです。
そのため、明るい性格の生徒が多く通う通信制高校もあります。そのような学校は専門科目やコースが充実しているため、生徒の個性を伸ばすことができるという点でも特徴的です。

③ 働きながら高校に通いたい方

家庭の事情で日中働く方も通信制高校なら通うことができます。
通信制高校は登校日が少ないのが特徴ですが、1日の勉強時間も短縮することができます
レポートや試験をこなすためには1日30分も勉強すれば十分です。朝から働いている方でも、夕方~夜に30分だけ時間を確保することはできるはず。
また、公立の通信制高校は学費も安いので経済的に余裕がない方も無理なく通うことができます。


全日制高校から通信制高校へ転入するための手続き

続いて、全日制高校から通信制高校へ転入するための手続きをご紹介します。志望校を決める段階から入試合格後、そして入学するまでどのようなイメージで進んでいくか確認してみましょう。

① 説明会や資料請求で転入する高校を探す

まずは、説明会や資料請求で転入する高校を探します。
高校探しのポイントとしては、一括資料請求で学費やコース、卒業率や進学実績を比較します。興味を持った通信制高校があれば連絡して学校訪問を行いましょう。
この際、質問したい内容を事前に考えて直接担当者に聞いてみることをおすすめします。

② 在籍中の高校に転入に必要な書類を用意してもらう

在籍中の高校に「転入したい」という旨を伝えると、在籍証明書成績証明書転学照会書などを受け取ります。
在籍証明書などの書類は、志望校に提出する必要があるためしっかりと管理しましょう。転入の場合はここまでを自分で済ませると、後は学校間で転入の手続きを進めます。

③ 入学試験を受ける

入学試験は主に筆記試験、面接、小論文が行われます。
3つの中でも特に重要なのが面接です。通信制高校は落とすための入試ではなく、合格させるための入試です。これまで社会人として働いていた方でも入学できるよう学力面はあまり重視していません。その代わり面接で人柄を重視します
内容は、「通信制高校で頑張りたいこと」や「通信制高校への入学を志望する理由」などで、事前に考えておけば難しい内容ではありません。
内容と同じくらい、面接官の前でハキハキと話せるように練習を積むことが大切です。


退学後、通信制高校へ編入するための手続き

通信制高校へ編入する流れは基本的に転入の時と変わりありませんが、手続きが複雑になります。
転入の場合は在籍中の高校と転入する高校がやり取りを行うことが多いですが、編入の場合は個人と学校で手続きを進めていくことになります。
他の高校に編入学する場合には、編入学を希望している学校に連絡を入れるところから始め、編入に必要な条件・手続きなどの情報を十分に収集する必要があります。
学校側から求められた条件を満たし、手続きを済ませることができれば編入は可能です。


通信制高校の入学試験に合格後の手続き

通信制高校の転校について、ここまでの内容をおさらいすると、

  • 全日制高校から通信制高校への入学方法は転入と編入の2種類ある
  • 転入と編入で入学までの手続きが異なる
  • 転入は学校と学校のやり取りが多く、編入は個人と学校のやり取りが多い

最後に、入学試験合格後から入学までの手続きについてご紹介します。

合格通知、履修科目確認票、入学手続きのしおりが届く

合格通知が届いたら、同時に履修科目の確認も行います。自分だけで決めるのではなく、家族や教師と話し合いながら決めましょう。
通信制高校には基礎科目の他に美容や調理、歌手などの専門科目も履修することができるため、どのような分野に興味・関心があるのか将来就きたい職業など踏まえつつ履修科目を決めることをおすすめします。
履修科目確認票は郵送で提出します。

学費納入後、高校生活スタート

学費を納入後、高校生活がスタートします。
これまで学校に通っていなかった方は不安も大きいと思いますが過度に心配する必要はありません。

通信制高校なら教師がサポートしながら少しずつ慣れていくことができるので、焦らずに一歩ずつ前進していきましょう。