広域通信制高校の運営改善に文科省のメスが入る~法令違反校には補助金減額

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文部科学省は7月31日の有識者会議で、法令違反を行っている通信制高校に対し、補助金を減額する等の対応を取れる制度の新設など、対策をまとめました。

簡単に言うと?
今まで、ルールを守らない通信制高校に対して、きちんとした罰則が定められてませんでした。

例えばウィッツ青山学園高等学校という通信制高校が、お釣りの計算をしただけで数学の単位取れてたように、きちんと勉強させてなくても単位が取れて、卒業出来てしまうようなユルユルの通信制高校があっても、「ダメですよ!ちゃんと勉強させてください!」って注意することしか、今まではできなかったのです。

でもこれからは「ちゃんとしないなら補助金減らしますよ!」と、ペナルティーを明確にして、厳しく取り締まることが出来るようになるかもしれません。

(今はまだ、こんなルールを新しく作りましょうというアイディアがまとまっただけの段階です)

これからの通信制高校はどう変わる?

文科省からのメスが入るということで、今まで野放しにされてきていた悪い通信制高校は改善されるでしょう。

しかし、これで全てが解決するとは思えません。

現状、まだまだ通信制高校に対する正しい情報や知識が広まっておらず、一部の有名な通信制高校へ応募が殺到している状態です。

実際、学費が安くサポートも充実している人気校、鹿島学園高等学校では、毎年定員の1.6倍もの生徒が通う自体になっていました。

ウィッツ青山学園高等学校のような極端な例ばかりを取り上げ、悪いイメージばかりが流れてしまっている中、今後も知名度や人気の高い学校にばかり生徒が集中し、地方にある小さな通信制高校はどんどん苦しくなるばかりになりかねません。

ルールだけでなくイメージ改善も必要

確かに通信制高校、特に広域通信制高校はまだ法整備の余地が多いです。

抜け道を見つけて、出来るだけ楽してお金を稼ごうと考える学校があるのもまた事実です。

ですが、そうでない通信制高校もたくさんあります。

本気で不登校に悩む子や、いじめの記憶に縛られて苦しんでいる子や、夢と高卒資格の間に揺れている子のサポートをしようと頑張っている学校も多いのです。

が、そういった学校の努力はなかなか伝わらず、悪いニュースばかりが世の中に広まってしまっています。

法整備ももちろん大事で、早急にやってほしいことではありますが、ルールの改善がなされた暁には、イメージの改善にも協力してあげてほしいものです。

当サイトも微力ながら、そのお手伝いを今後共続けていきたいと思っています。


情報参考:時事ドットコムニュース
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017073100935&g=soc