通信制高校とアルバイトは両立できる?

コンビニ、アルバイト

通信制高校は登校日数が少なく、全日制高校よりも自由な時間が確保しやすいというメリットがあります。では、あなたはその自由な時間で何をしますか?
今回は、その自由な時間を「アルバイトに使うことができるのか」「アルバイトをする意義」についてご紹介します。

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通信制高校はアルバイトしやすい環境

始めにお伝えすると、通信制高校に通いながらアルバイトは可能です。
むしろ通信制高校は全日制高校よりもアルバイトしやすい環境にあると言えます。それは通信制高校特有の学習スタイルにあります。

最低年2回の登校日で卒業できる

通信制高校はスクーリングという登校日を設けていますが、学校によって登校日数が大きく異なります。週に1回登校する学校もあれば、年に数回登校するだけで卒業できる学校もあります。
学校に拘束される時間が少なくシフトが調整しやすいため、通信制高校に通っているとアルバイト先からも重宝される存在になります。

1日30分の勉強時間で十分課題をこなせる

登校日が少ないからと言って一切勉強しなくて良いわけではありません。毎日の勉強は欠かせませんが、1日30分の勉強時間で十分です。
起床後、休憩時間、就寝前、ほんの少しの時間でいいのでまいにち勉強時間を確保することを心がけましょう。

通信制高校の生徒がアルバイトに受かりやすい理由

つまり、通信制高校の生徒がアルバイトに受かりやすい理由は、時間の融通が利きやすく長期間働いてくれる可能性高いため。
「全日制高校の生徒よりも面接に受かりにくいのでは?」とネガティブに考えている方は、心配ご無用です。

通信制高校とアルバイトを両立させる3つのメリット

続いて、通信制高校とアルバイトを両立させる3つのメリットをご紹介します。

① 学費を賄い経済的負担を軽くできる

通信制高校への入学を検討されている方の中には、全日制高校に経済的理由で通えない方もいるかと思います。そのような方も公立の通信制高校は学費が安いことに加えて、長時間シフトに入ることができるので、学費を自分で賄ってもプラスになります。
最近では家計を助けるためにアルバイトに勤しむ方も見受けられ、通信制高校が不登校の方だけが通う学校ではないということが認知されてきています。

② 社会経験を積んで就職にも役に立つ

アルバイト先には必ず社員さんがいて、先輩アルバイトの方がいて、接客業の場合お客様がいます。アルバイトは学校にいるだけでは接することできない方と出会える場です。
目上の方への言葉遣いや態度など、気の配り方など、アルバイトでは実践して身に着けることができます。
自信がつくと初対面の方の前でも怖気づかず話すことができて、就職活動の面接でも有利です。
また、一つのことを長く続けた実績にもなるので、周囲からプラス評価されやすくなります
通信制高校の就職事情についてはこちらの記事をご覧下さい。⇒『通信制高校卒業でも就職は不利じゃない!

③ 生活リズムにメリハリがつく

通信制高校は毎日通学しなくて良い分、何もしなければ生活が乱れがちです。
アルバイトで定期的に外出する義務をつくれば、嫌でも規則正しい生活を送ることができます。人と話したり外の空気を吸ったりするだけで気分転換にもなりますよね。自宅にこもって勉強をしているよりも、アルバイトで身体を動かして生活にメリハリを付けましょう

通信制高校と両立できるアルバイト4選

通信制高校と両立可能なアルバイトをご紹介します。

① コンビニエンスストアの店員

夜勤もあって高収入を得やすいのがコンビニエンスストアの店員です。自分で学費を賄わなければならない、やりたいことの資金を貯めたいなど稼ぎたい方にはおすすめです。
しかし、夜勤だと生活リズムが乱れがちなので注意しましょう。

② スーパーの品出し

スーパーの品出しは朝から昼間も勤務できるため、規則正しい生活を送ることができます。スーパーなら品数も幅広く、また将来家庭を持った時に商品の選び方などで役に立つはずです。
また午前中のシフトは比較的主婦の方が多く、普段接することのない方ばかりなので新鮮な気持ちで仕事に取り組めるはずです。

③ 引っ越し業者

引っ越し業者は体力を消耗する仕事です。しかし、体育会に所属している大学生などが鍛えるために始めるくらいですから、続けていればかなり体力はつきます。体力に自信がない方でも安心してください。引っ越しのアルバイトは女性のスタッフも多く、先輩スタッフがサポートしてくれるため心配ありません。

④ 新聞配達

新聞配達は早起きの癖がつくことと忍耐力が鍛えられることがメリットです。雨の日も雪の日も働く必要があるので非常に骨が折れる仕事ですが、周囲から努力が認められやすいアルバイトでもあります。

通信制高校に通いながらアルバイトを始める上での注意点

通信制高校は登校日数が少なく、アルバイトへかける時間が長くなりがちです。
しかし、バイト漬けになって登校日も休んでしまう、または毎日の勉強を怠ってしまっては元も子もありません。
アルバイトは高校生活を謳歌させるための手段です。
「通信制高校に通い続け卒業する」ということが目的であることを忘れず、アルバイトで充実した高校生活を送ってみてはいかがでしょうか?