通信制高校の入試は人柄重視!

面接

通信制高校も全日制高校と同じように入試が行われます。しかし、全日制高校との決定的な違いは学力テストが重視されない点です。そのため、全日制高校と同じようなことをしていても通信制高校の入試には対応することができません。
今回は通信制高校の入試についてご紹介します。

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通信制高校の入試内容は全日制高校とは異なる

通信制高校の入試内容は学力テストが重視されない分、面接作文を重点的にチェックします。
それぞれの試験内容を詳しく確認してみましょう。

学力テストは重視されない?

受験というと学力テスト、筆記試験を想像する方が多いと思いますが、通信制高校の入試には学力テストはほとんどありません。
行われたとしても参考書など購入する必要はなく、中学校自体の教科書を読んでおけば問題ありません。学力テストはあくまで、合否の参考材料にする程度なのです。
また、学力テストが行われる場合は、通信制高校によってどの科目が出題されるか異なるため、事前に確認しておきましょう。

面接で合否が決まる!

通信制高校は、学力テストがない分面接に重きを置かれています。
面接で最も大切なことは、ありのままのあなたをさらけ出すことです。この面接で話した内容は入試ですが、それと同時に入学後の指導方針を決める参考材料としても使用されます。

発言内容をあれこれと考える、あるいは背伸びをすると、面接官に本当のあなたの姿を見せることができません。
難しい質問がされることはないので、学校の教師と話しに行くような気持ちで面接に臨みましょう。

面接時の服装

面接時の服装は、現段階で中学生の場合は中学校の制服、1度高校に入学している場合は高校の制服、どちらもない場合はカジュアル過ぎない、清潔感のある服装で大丈夫です。
化粧が濃すぎる、髪の毛を染めている、ピアスなどのアクセサリーを付けている場合は、面接官に良い印象を与えません。面接日までには身なりを整えておきましょう。

面接で聞かれる内容

面接では、「なぜこの通信制高校に入学しよう考えたのか」を聞かれます。
この質問にも格好良く答える必要はなく、考えたことそのまま答えましょう。中学校で不登校だったのなら、「全日制高校に通えないから」と答えるのも、学力が足りないのならば「通信制高校なら通えると思ったから」と答えるのもいいです。

通信制高校を志望する理由が自分ではマイナスだと考えていても、面接官はあなたをだめな人間だと決めつけることはありません。反対に、「通信制高校で一緒に頑張ろう」とエールを送ってくれます。
嘘を伝えれば、後々苦しくなるのはあなたです。

作文は面接の話題にもなる

通信制高校の入試は作文があります。作文のテーマは試験当日に伝えられるのですが、どの通信制高校でも多いテーマは「中学時代のこと」や「この学校に期待すること」です。
学校側はどちらかというと後者に重きを置くことが多いです。未来のことを訊ねると、おのずと人柄が見えてくるからです。
学校を選んだ理由はもちろん、卒業後どうしたいかまで伝えられるようになれば、もう面接は怖いものなしです。

通信制高校の入学時期

続いて入試とは少し離れて、通信制高校の入学時期についてご紹介します。通信制高校の入学時期は公立か私立かによって異なります。公立高校の入学は4月10月の2つの時期ですが、私立の場合、4月7月10月1月に入学できることが多いです。
4月入学の場合3~4月に募集をかけて、10月入学の場合は8~9月に募集をかけます。

転入と編入で入学方法が異なる

全日制高校に通うことができなった方は通信制高校に転入という形で入学します。転入は随時受け付けている高校が多いのですが、一度高校を中退して入学し直す編入は4月10月に限定されているところが多いです。

不合格になることはあるの?

通信制高校は、学力テストを重視しないと言っても入試であることに変わりはないので、落ちることはあります

不合格で考えられる理由

不合格の原因として考えられるのが面接です。
やる気のない、あるいは不真面目な態度が見られた場合は面接で落とされてしまうこともあります。通信制高校は全日制高校に通えなくなってしまった方や不登校になった方など、おとなしい生徒が集まることが多いです。
そのようなところに輪を乱す様な生徒を入学させることはできません。

通信制高校の入試は生徒の人柄が重視されるということを念頭に置いて、あなたに合う通信制高校を見つけましょう。

通信制高校卒業後の進路についてはこちらの記事をご覧ください。

⇒『通信制高校卒業後の進路について