通信制高校でも大学進学は可能?勉強方法の秘訣を解説します!

  • 通信制高校から大学進学はできるのか?
  • 大学受験の勉強の仕方を知りたい!

そのように思っている通信制高校に通う学生の方は多いと思います。
この記事では、通信制高校から大学受験をしようとしている人に向けて、具体的な勉強方法や注意することを紹介しています。ぜひ参考にしてください!

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通信制高校からの大学進学率は2割未満!

実際に通信制高校から大学に進学する人の割合は以下の通りです。

全日制高校・定時制高校卒業者:54.7%
通信制高校卒業者:18.5%

全日制や定時制の高校と違って、かなり進学率が低くなっていることが分かります。
非常に大学進学への難易度が高いことが分かります。

どうして通信制高校からの進学率は低い?

通信制高校は全日制の高校と比べて、テストの代わりにレポートが多いというような特徴はありますが、勉学自体は同じように行っているはずです。
それなのに、なぜこれほどに大学進学率に差が生まれるのでしょうか?
その理由は以下の二つです。

  • 勉強内容が簡単
  • 大学進学を目的としない学校の数が多い

この理由を詳しく解説します。

勉強内容が簡単

通信制高校では高校卒業を目標にしている学校が多いため、勉強内容が全日制の高校に比べて簡単です。
授業も必要最低限の難易度になっていて、大学受験に対応できないのです。
そのため大学受験を目指す人は学校の力を借りずに学習する必要があります。
一人で学習を進めてまで大学に進学しようとする通信制高校の生徒は少ないので、必然的に進学率は低くなるのです。

大学進学を目的としない学校の数が多い

高校卒業を目標にしている通信制高校の数がかなり多いです。
これは直接指導できないことの難しさや、学生以外を特に集めているような学校では大学進学を目的にする意味がないことが理由です。
レポートの中心の授業では、大学受験対策がしづらいというのも理由にあるかもしれません。

これらの理由から、通信制高校からの大学進学率は低くなっています。

通信制高校から大学に進学するために必要なことは学習環境を整えること!

通信制高校から大学に進学するには、第三者の手を借りることが一番簡単です。
学校が大学受験に対応していないのであれば他で学習する必要がありますし、そもそも大学受験に対応している通信制高校を選ぶという選択肢もあります。
どちらにせよ、一人で挑むよりは何かの力を借りる手です。

塾や家庭教師など、別の学習環境を用意する

通信制高校に通っている途中で大学進学を考え始めた人は、学校の授業とは別に塾や家庭教師などの学習場所を準備しましょう。
元々学校側が大学進学実績のある学校ならばよいですが、そうでない場合は独学で学習する必要があります。
学習の進め方もわからない中、一人で学習を進めるのは非常に困難です。
塾や家庭教師といった第三者の手を頼ることで、進路に合わせた効率的な学習を行うことができます。

大学進学に向けた学校を選べるなら選ぶ

まだ通信制高校に通う前の人は、大学進学に特化している学校を選びましょう。
中には予備校と提携している学校もあり、大学受験をするための環境が学校内で充実しています。
わざわざ塾や家庭教師を自分で探して学習するよりもはるかに効率がいいです。
進学実績の優秀な学校であれば、旧帝大やMARCHに合格できるレベルなので、非常に高度な受験対策が整っているでしょう。

以下に大学進学に特化した通信制高校を紹介します。

興学社高等学院

この通信制高校は、東進衛星予備校という予備校と提携している学校です。
一クラス10人前後の少人数クラスの中で受験のプロから直接指導をしてもらえるので、受験対策はばっちりです。
MARCH合格を狙う専門コースと、指定校推薦を狙うコースなどに分かれています。
自分が目指したい学校の対策ができるので、高いレベルの学校を目指すのであればおすすめです。

KTC中央高等学院

この通信制高校は、マイティーチャー制という制度を導入している学校です。
マイティーチャー制とは、生徒が受講したい先生を選んで受講する制度のことで、自分が質問しやすい先生を選んで授業を聞くことができます。
進路の相談にも手厚く対応しているので、不安なことがあればすぐに相談できます。
夜は23時までウェブ授業を行っているので、夜型の人も安心して受験勉強に取り組むことができます。

独学は困難!その理由とは?

これまでに第三者を頼ることを紹介しました。
それとは反対に、独学で済ませたいと思っている人もいるかもしれませんが、自分で参考書を買ったりして独学で大学受験に挑むことは非常に困難です。
その理由を以下に紹介します。

ライバルが目に見えない

一番大きな問題は、ライバルが周りにいないことです。
全日制に通う学生は周りに受験生がいるので、周りのレベルや勉強速度が分かります。
それに比べて通信制高校は学校に通う頻度も少ないので、直接周りの学習スピードを目にする事がありません。
一人で一年間以上熱意を継続することも大変ですので、ライバルが目に見えない独学は困難です。

生活リズムを整えるのもきつい

通信制高校に通っている人は、規則正しく朝型の生活を行っていない人が多いです。
受験をするためには生活リズムを整えて学習し続ける必要があるので、それを自分で強制して学習に取り組むのは精神的に大変です。
学習面以外でも、独学は第三者の手を借りるよりも大変です。

学習ペースを決めるのが難しい

学習面でも独学は大変です。
ライバルの動向が探れない分、学習ペースを自分で判断して進める必要があります。
学校の授業をこなしながら、空き時間で学習を進めないといけないので、時間的猶予もありません。

これらの理由から、大学進学を考えている人に独学はお勧めしません。

在学中の人へおすすめするのは塾や予備校。注意しておきたいことは?

高校に在学中の人にお勧めするのは塾や予備校の利用です。
大学進学するために手厚いところが多く、学習ペースをつかみやすいのがよいでしょう。
わからないところも気軽に聞けるので、独学で進めるよりおすすめです。

しかし、その塾や予備校を適当に選んではいけません。
せっかく通う学校ならば、しっかり以下に説マイすることに注意して選んでください。

費用がいくらかかるか

塾や予備校に通うには、安くない費用が掛かります。
入る前に本当に必要かどうか、他の予備校じゃなくてよいか検討しましょう。
自分がどの教科で受験しようとしているのか、どの大学に進学したいか決めておくだけでも、塾で学習する教科数が減るので費用を抑えることができます。

自習室の雰囲気

予備校に通う前に確認しておいてほしいことが、自習室の雰囲気です。
「普段は家で勉強するから問題ない」という人もいるかもしれませんが、自分が集中できる学習環境はたくさんあった方がよいです。
気分が乗らなかったけど自習室に来たら集中できた、というケースもたくさんあります。
また、わからないことがあった時にすぐ質問できるという点も利点です。

そのように利用できる自習室の雰囲気が静かで落ち着いているかは確認しておきましょう。中には仲のいい生徒が騒いでいる校舎もあるので、入った後に後悔しないようにしておくとよいです。

先生(チューター)に聞きやすい雰囲気かどうか

授業を聞いているときや自習をしているときに、先生に質問をしやすいかどうかも確認しておくべきポイントです。
チューターといわれる大学生のアルバイトが代わりに質問に答えてくれるところもありますが、彼らも過去に受験を経験した人たちです。
その人たちに気軽に質問できる雰囲気かどうかも勉強効率にかかわってきます。

おすすめの予備校を紹介

それでは、大学受験に大いに役立つ予備校を紹介します。
どの予備校も進学実績は十分なので、どの予備校が自分に合ってそうか参考にしてください。

河合塾

河合塾は特徴として、選ばれた講師陣により作成される「入試逆算型」のオリジナルテキストがあります。
講師が入試問題に取り組んで傾向を分析したうえで作成されるテキストなので、効率よく 学習することができます。
目標大学ごとにクラスも設定されているので、安心して学習に取り組むことができます。

東進ハイスクール

映像授業で行われることが最も大きな特徴です。
自習室のような雰囲気の中で、それぞれがPCで音声を聞きながら学習を進めます。
わからないことがあれば室外にいるチューターの人に質問する、という形式です。
時間や場所に縛られることなく、自分のペースで授業を受けられるのが大きな魅力です。

駿台予備校

模試などの実戦形式を多くこなしたい人は駿台予備校がおすすめです。
他の予備校に比べて模試が充実しており、自分の成績を逐一確認できます。
そのうえ集団指導と個別指導の両方の指導形態が揃っており、「生徒一人ひとりにカスタマイズされた授業」を提供している予備校です。

通信制高校からでも大学進学は可能!受験勉強ができる環境を整えよう!

通信制高校から大学に進学する人の割合は少ないですが、受験対策をきちんと行えば可能です。
その際独学で頑張ろうとするのではなく、予備校など受験対策に注力しているところのサポートを受けるようにしましょう。
適切な学習を進めて、大学でのキャンパスライフを勝ち取りましょう!