eスポーツを学べる通信制高校を紹介!高校を卒業しながらプロを目指せる!

通信制高校の中にはeスポーツに力を入れている学校もあることを知っていますか?
eスポーツは今世界的にも注目を集めていて、特に若い世代の間で人気が高いですね。
この記事では通信制高校でeスポーツに取り組むメリットや注意点についても解説しながら、eスポーツができる通信制高校を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。

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eスポーツの基礎知識

まずはeスポーツと一体何かというところを説明していきます。
eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツ(Electronic Sports)の略で、電子機器を使った娯楽や競技などのことです。
ビデオゲームなどを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称なのですね。

オリンピック種目になる可能性も

eスポーツは今やオリンピック、パラリンピックの新種目に検討されるほど注目される競技となっています。
従来のスポーツとは違い、年齢や性別に制限されることなく誰でも参加できるという特徴もオリンピック、パラリンピックに検討されている理由の一つ。
一部のゲームの暴力性やゲームの権利の問題など、実際に競技として採用するためには課題が残っているようですが、将来的にeスポーツが新種目として採用される可能性は十分に考えられます。

eスポーツの大会もある

eスポーツは世界大会や国内リーグも行われていて、過去の世界大会ではなんと、優勝者に7億2000万円もの賞金が贈られました。
賞金も高く特に注目されている大会は、主にMOBAの種目を扱うものです。
市場規模はまだまだ拡大しているので、今後はさらに大会数も増えていくことが考えられます。
eスポーツの種目についてはこの後詳しく説明していきます。

eスポーツの種目

eスポーツの種目にはどんなものがあるのかを紹介していきます。
eスポーツを取り入れている通信制高校の中でも、特に力を入れている種目などがあったりしますから、自分の興味のある種目と照らし合わせて高校選びの参考にしてみてください。

  • 【MOBA】
    例:League of Legends(LoL) 、Dota2
    チーム戦で戦略を駆使しながら相手陣地の制圧を目指す内容。
    4~5人のチームで対戦する。
    世界でも最も人気のあるジャンルで、特に「League of Legends」のプレイ人口は世界で9000万人とも言われています。
    テニスのプレイ人口は約1億人と言われていますから、数ある競技の中でもトップクラスのプレイヤー数と言えます。
  • 【FPS/TPS】
    例:Call of duty
    FPS/TPSとはシューティングゲームのことを指します。
    その中でも一人称視点のものをFPS、第三者視点のものをTPSと分類しているのですね。
    4~5人のチーム戦で、陣取り戦や殲滅戦を行うものが多いです。
  • 【RTS】
    例:StarCraft2
    軍の指揮官などになって戦略や戦術を競い合う内容のものをRTSと言います。
    ほとんどは1対1の対戦方式となっていて、その点がMOBAとは異なる部分ですね。
  • 【格闘ゲーム】
    例:ストリートファイター、大乱闘スマッシュブラザーズ
    格闘ゲームと言えばやはりストリートファイターシリーズが有名ではないでしょうか。
    1人が一体ずつキャラクターを操作して対戦する形式のゲームですね。
    日本人が最も活躍しているジャンルの一つでもあります。
  • 【スポーツゲーム】
    例:ウイニングイレブン、実況パワフルプロ野球
    スポーツゲームとは、リアルスポーツをビデオゲームに再現したもので、一人で複数のキャラクター(選手)を操作しながら対戦するものが多いです。
  • 【DCG】
    例:Shadowverse、HearthStone
    DCGとはデジタルカードゲームのことを指します。
    オンライン対戦が充実していることと、一人でも遊べる気軽さから日本では特に盛り上がりを見せているジャンルです。
  • 【パズルゲーム】
    例:テトリス、ぷよぷよ
    パズルゲームの王道であるテトリス、ぷよぷよは普段ゲームになじみがなくても一度はプレイしたことがあるというくらい多くの人に親しみのあるゲームですね。
    複雑なルールもなく誰もが楽しめるジャンルとして注目されています。

通信制高校でeスポーツに取り組むメリット

では通信高校でeスポーツに取り組むメリットにはどんなものがあるのか解説していきます。

チームワークを高めコミュニケーション力を育む

単に遊びとしてではなく、正式な専攻コースや部活動としてeスポーツに取り組むことは、チームワークを高めたり人間関係を育むことにもつながります。
同じ目標を持つ仲間との交流も生まれ、コミュニケーション能力を養う場にもなるのですね。

高校卒業資格の取得を目指しながら専門的分野も学べる

通常であれば専門的な勉強をしたいと思ったなら、学校のほかに習い事をしたり、高校を卒業してから専門学校や大学に進学してからと考えることが多いです。
しかし、通信制高校であれば高校卒業資格の修得と同時進行で、専門知識を学ぶことができます。
全日制に通う同世代よりも効率的に学習を進めていける環境と捉えることもできますね。

汎用性の高いスキルが身につく

通信制高校が用意しているコースによっては、eスポーツに関することだけでなく将来社会に出て役立つパソコンスキルを修得することができます。
Officeソフトの活用からプログラミング、動画編集など、3年間を通じて汎用性の高い、実用的なスキルを身に着けることができるのですね。

市場規模が急速拡大している業界で活躍するチャンス

eスポーツ業界は今市場規模が急速に拡大している業界です。
かつてであればゲームを仕事にすることなんてと思われていましたが、今ではeスポーツを仕事にすることはかなり現実味をもってきています。
また、ゲームを仕事にと言うとプロゲーマーをまず思い浮かべる方が多いと思いますが、ほかにもeスポーツ関連の仕事はたくさんありますし、需要はこれからますます増えていくことが予想されます。
この注目度の高い市場で、好きなことを仕事にするための専門的な学習が通信制高校では可能ということなのです。

eスポーツ業界の仕事

eスポーツ業界ではどのような仕事に就けるのか紹介していきます。
まだどんな職業に就きたいかまでは決まっていないという人は、まずどんな選択肢があるのか自分はどんな職業に興味があるのかを知るためにも参考にしてみてください。
そのあとに、気になっている通信制高校のコースで学べる内容や卒業生の就職先などを確認して、自分の目指すところに合ったコースかどうかをよく調べるようにしましょう。

プロゲーマー

一番イメージしやすいのはやはりプロゲーマーではないでしょうか。
eスポーツ界の花形でもあり、大きな大会で優勝すれば多額の賞金を稼ぐこともできます。
実力をつければスポンサーがついたりメディア出演など活躍の幅も広がっていくでしょう。

実況者

野球、サッカー、テニスなど、プロの試合には実況者の解説がつきものですよね。
同じように、eスポーツにも実況者の存在は必要不可欠です。
eスポーツの実況者は大会や競技の状況をわかりやすく説明しつつ観客や視聴者を盛り上げます。
競技の内容が高度になるほど、ゲームに明るくない人には状況を理解するのが難しいですから、より多くの人がeスポーツを楽しめるように、プレーヤーと観客の間の架け橋となる存在なのです。

アナリスト

アナリストとは、相手チームの分析や勝利への戦略を考える仕事のことですね。
選手のクセや相手チームの戦略のパターンなどをデータをもとに分析して戦術を練るなど、自分隊のチームを勝たせるための司令塔との言える仕事です。
スポーツの世界でもデータを使った戦略の組み立ては非常に重要とされていますよね。
eスポーツ業界でも、今後さらに競技を発展させていくうえでアナリストの重要性が注目されています。

ゲームプログラマー・プランナー

ゲームプログラマーとは立案されたゲームの世界観を実際のゲームとして具体化する仕事です。
つまりはゲームの開発担当ということですね。
プランナーはそのゲームのコンセプトやテーマ、世界観などを立案する人もことです。
どちらもeスポーツのプレーヤーとしての目線やあらかじめ専門知識を身に着けていれば、そうでない同業者よりもより実践で活躍できるプロゲーマーになれるでしょう。

イベントスタッフ

今はeスポーツのイベントも多く開催されており、イベントスタッフはその企画や運営に携わる仕事です。
具体的には賞金の設定や集客のためのプロモーション、会場設営などイベントが円滑に進行するためのあらゆる業務に携わります。
eスポーツのイベントは海外の参加者も多いため、英語のスキルもあればより活躍の機会も増えるでしょう。

マネージャー

マネージャーとは、プロゲーマーが集中して練習できる環境を整えたり、チームのサポートやスケジュール管理などあらゆる面で選手を支える仕事です。
イメージとしては芸能人付きのマネージャーのようなものですね。
チームや選手が最大限の実力を発揮できるように育成や統率を行うのも仕事のうちです。
マネジメント能力や時にはリーダーシップも必要となる責任の大きなポジションですが、eスポーツについての理解が深くなければ務まらない仕事でもありますね。

ライター

eスポーツのライターも今需要が高まっている仕事の一つです。
市場規模は拡大中ですがまだまだ成長過程にある業界ですから、eスポーツの知名度を今後さらに高めていくうえでも重要度の高い仕事です。
選手のプロフィールや大会情報、最新のトレンドなど、eスポーツ関連の情報を求める声も多くなっています。
eスポーツを一層広めていくためには、ライターによる情報の発信は必要不可欠と言えますね。

eスポーツ関連の職業を目指す際の注意点

ただ、eスポーツ関連の職業を目指すのに当たって注意しておきたいポイントもありますので紹介します。
メリットとデメリットの両方を理解したうえで、自分にとって最善の進路を見つけていきましょう。

プロゲーマーは実力主義

プロゲーマーはeスポーツ業界の花形。
eスポーツに関わる以上はプロゲーマーになりたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、プロゲーマーは実力主義の仕事です。
結果が出せなければ当然賞金も稼げませんし、最悪チームを抜けさせられるようなこともあり得ます。
プロゲーマーとして食べていけるのはまだほんの一握りだけだということも理解しておきましょう。

日本は海外のように高額な賞金を出せない

海外では優勝賞金が10億円を超えるような大会も開催されますが、日本では大きな大会でも2700万円と器楽にかなり開きがあります。
また海外の大きな大会で扱われるジャンルはMOBAが多く、日本人が世界でなかなか勝てていないジャンルの一つです。
日本では賭博規制と景品表示法によって高額な賞金を足すことができないという背景もあり、海外より賞金を稼ぐのが難しいのです。

eスポーツの認知度はまだまだ低い

市場は拡大しているとはいえ、日本は海外に比べればeスポーツの認知度がまだまだ低いといえます。
eスポーツの普及自体も海外ほどは進んでおらず、選手の育成やサポートの環境が整っていないことも。
良くも悪くも成長の途上にある業界であることを理解しておきましょう。

eスポーツができる通信制高校

ではここからはeスポーツに取り組むことができる通信制高校を紹介します。
高校卒業資格の取得を目指しながらeスポーツに取り組みたいという方は参考にしてみてください。

ルネサンス高等学校

ルネサンス高等学校のeスポーツコースは、新宿代々木キャンパス、名古屋栄キャンパス、梅田eスポーツキャンパスに設置されています。
ハイスペックゲーミングPCやゲーミングデバイスなどの充実した設備を持っているのが特徴ですね。
さらにはゲーミングスキルだけでなく勝利のために必要なコミュニケーション能力、実用的な英語スキル、論理的な思考力を育てる授業に力を入れています。

明聖高等学校

明聖高等学校は、千葉市の本校と中野キャンパスにeスポーツ部を開設しています。
本格的なゲーミングPCを導入し部員は放課後に毎日eスポーツに取り組むことができます。
2019年に開催された「第二回全国高校eスポーツ選手権では」ロケットリーグ部門でベスト16の成績を残しました。
eスポーツを取り入れた学習意欲の向上に取り組んでいる学校です。

ヒューマンキャンパス高等学校

ヒューマンキャンパス高等学校のコースではeスポーツ業界で活躍できるプロゲーマーを育成する環境をそろえています。
個人戦やチーム戦など様々なゲームをプレイする中でスキルアップを目指したり、業界で活躍するプロチームと連携して直接指導やインターンシップを行っています。
また定期的にゲームメーカーの方が来てeスポーツ関連の話を聞くなどして業界知識を養っています。

まとめ

通信制高校でeスポーツを学ぶことのメリットと、eスポーツに取り組める通信制高校について紹介しました。
今まさに成長中の業界ですから、eスポーツの知識や技術を持った人材は今後活躍の機会も増えていくと考えられます。
ぜひ進路を考える際の選択肢の一つに加えてみてください。