通信制高校の入試は面接重視!筆記・作文なしで受験できる通信制高校を紹介!

通信制高校の中には筆記や作文なしで受験できる学校も多いです。
学力に自信がなくて、入試に落ちてしまわないか心配な人でも、入学したい気持ちをしっかりと伝えることができれば合格することができます。
この記事では通信制高校の入試の内容について解説しながら、筆記・作文なしで受験することができる通信制高校を紹介してきます。
ぜひ参考にしてみてください。

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通信制高校の入試内容

まずは一般的に通信制高校ではどんな入試が行われるのか見ていきましょう。

書類提出

入試を受けるためにはまず願書と呼ばれる書類を通信制高校に提出する必要があります。
通信制高校に願書を送ることを出願と言い、学校に受験したい意志を示すことで受験資格をもらうことができます。
書類に不備があった場合には受付してもらえませんので注意が必要です。

面接

ほとんどの通信制高校の入試で一番重要視されているのが面接で、受験者が面接官からの質問に答える形で行われます。
面接官は受験者の身だしなみや立ち振る舞いについてもよく見ています。
面接の内容についてはこの後さらに詳しくまとめていますので参考にしてみてください。

作文

学校によっては願書と同時に作文の提出を求められたり、入試の際作文を書くことがあります。
テーマは志望動機に関するものが多いですが、入学後の目標や、どんな学校生活を送りたいかというのもあります。
出願と同時であれば文字数は大体400字程度を指定されることが多く、入試で書く場合には30分前後の制限時間内に400~800ほど書くことが多いです。

筆記

通信制高校でも筆記の学力試験を行うところもあります。
とはいえ内容は難しいものではなく、あくまで現状の学力を測定するために行われていると考えていいようです。
また学力試験があるのはたいていは公立の通信制高校が多いようですね。
ただどちらにしても、やはり面接の方が重要度は高いといえます。

書類と面接だけの試験でも落ちることはある

筆記試験がないなら入試で落ちる心配はないのではと思う方もいるかもしれませんが、そんな通信制高校の入試でも残念ながら落ちてしまう人もいます。
通信制高校の入試に落ちてしまうのはどういうときか見ていきましょう。

人格に問題があると判断される

面接時や、試験会場に入ってからの振る舞いをみて人格に問題があると判断された場合は、残念ながら落ちてしまうことがあります。
具体的には、素行が悪く暴力性が垣間見えたり、乱暴な言動があったりすると特に厳しく判断される可能性があります。
通信制高校には前の学校でいじめを受けたり心に傷を負った生徒も多くいますから、そういった生徒の精神的なケアにも力を入れています。
そのため、他の生徒に危害を加えるのではないかと感じさせるような受験者には合格を出せないこともあるのですね。

受験者が多くすでに定員オーバーになっている

応募した通信制高校がかなりの人気校ですでに定員オーバーとなってしまっている場合には、そもそも入試を受ける前に落ちてしまうこともあります。
気になる通信制高校の募集定員を確認し、早めの対応を心がけましょう。

入試をサボる

正当な理由なく入試をサボるなどすると、当然学校からの印象は悪くなります。
生徒のことを知るための試験に参加していないわけですから、学校側も合格の基準を満たしているか判断できず結果的には落ちてしまします。
入学したいという意思を感じられなかったり、入学してもきっと入試をサボったように勉強もサボってしまい、卒業前にリタイアしてしまうのではと思われてしまうことで合格は難しくなってしまいます。

書類提出のポイント

今回は筆記と作文が必要ない通信制高校を紹介しますので、書類提出のポイントと、そのあとに面接のポイントについて紹介していきます。

学校説明会やwebなどで願書を入手する

まず通信制高校を受験するために学校に送らなければいけない願書についてですが、学校説明会に行った際に希望者に配布されるものを使うか、その学校のホームページからダウンロードできる場合もあります。
今通っている学校で先生に相談すれば代わりにダウンロードしてくれるでしょう。
しかし、少しでも受験を有利にしたいなら学校説明会には行っておくことがおすすめです。
面接の際のアピールポイントにもなりますからね。

余裕をもって出願する

学校によっては出願時に必要な書類は願書だけでない場合もあります。
調査書を用意したり、志望理由を記入しなくてはいけないこともありますから、早めに行動しておかないと出願締め切りに間に合わなくなる可能性があります。
また急いで書類を完成させると、どこかに不備ができたり、作成が雑になってしまいやすいです。
出願からすでに受験は始まっていると考えて、余裕をもって書類を作成するようにしましょう。

面接のポイント

清楚な服装

面接に行く際は落ち着いた清楚な服装を意識しましょう。
基本的には通っていた学校の制服を着ていくのが無難です、着崩したりせず正しく着用しましょう。
もし制服を着ていかない場合には襟のついたシャツなどを選び、Tシャツ、ジャージなどのラフな格好は避けましょう。
社会人であればスーツなどを着るのが無難です。

派手なものは控える

髪をカラーリングしている人はできれば地毛に近い色、落ち着いた色に戻しましょう。
派手なアクセサリーはつけず、男性はひげを剃るようにしましょう。

姿勢を正す

面接の際は姿勢も重要です。
背筋を伸ばし、手をポケットに入れたり足を広げて座らないようにしましょう。

挨拶

入室、退出時の「失礼します」や面接開始時の「よろしくお願いします」などの挨拶ができることは好印象につながりますので忘れないようにしましょう。

面接でよく聞かれる質問

ここからは通信制高校の面接でよく聞かれる質問を紹介してきます。
あらかじめどのような質問をされるのか予想できていれば、事前に答えを用意して対策することができますからね。
受験前の面接対策の参考にしてみてください。

入学してからやりたいこと

通信制高校に入学したらやりたいことや、入学後の目標などは質問はよくされます。
受験者入学後どのような学校生活をイメージしているのか知りたいのですね。
クラブ活動に興味がある、3年間で卒業できるように計画的に学習をしていきたいというように、自分なりの目標を考えてみましょう。

なぜこの学校を選んだのか

通信制学校はたくさんある中で、なぜうちの学校を選んでくれたのかという、志望動機を聞かれることも多いです。
願書に志望動機を書いてすでに学校に送っている場合には、提出した内容と矛盾がないように気を付けましょう。

ネガティブな理由は避ける

志望動機を伝えるときはネガティブな理由は避け、なるべく早くポジティブな言葉に置き換えて伝えるようにしましょう。
「筆記試験がなかったから」「全日制のように学校に通いたくなかったから」というよりも、「学校説明会に行って、ここが最も自分に合っていると感じられたから」の方が印象がいいですよね。
このように面接官の質問にはなるべく前向きな言葉で答えるようにしましょう。

卒業後の進路について

卒業後にどんな進路に進みたいかという質問もよくされます。
ただ、進路を決めていないからと言ってそれが理由で落ちるということはないでしょう。
決まっていないときは正直にそのことを言って、高校で勉強するうちに目標を決めていきたいということを伝えましょう。

定員オーバーの心配が少ない広域通信制高校

人気の通信制高校は早い段階で定員オーバーになってしまうことがあるとお伝えしていましたが、広域通信制高校であればまず定員オーバーの心配は必要ありません。
広域通信制高校とは3都道府県以上から生徒を募集している大きな通信制高校のことです。
多くの生徒の受け入れが可能ですので安心して応募することができます。

サポート校と間違えないように気を付けよう

通信制高校について調べていると、「面接や筆記もなく、入試なしで入学できる」と書かれた記事を見かけることもあります。
そういった学校の多くは通信制高校ではなくサポート校であることが多いのでよく確認するようにしましょう。
サポート校とは公的に認められた学校ではなく、通信制高校での学習を補助する塾のようなものです。
一見高校のような名前がついているので間違えてしまうことがありますが、サポートに通うだけでは、高校卒業資格は取得できず、通信制高校と同時進行で活用するものですので覚えておきましょう。
ちなみに通信制高校の場合は「~高等高校」、サポート校は「高等学院」「~高等学園」という名前になっていますので注意してみてみましょう。

筆記・作文なしで受験できる広域通信制高校

ここからは筆記・作文なしで受験できる広域通信制高校を紹介していきます。
学校ごとの特徴も合わせて比べてみてください。

ルネサンス高等学校

入試内容【書類選考】
場合によっては面接が必要になることもありますが、基本的には書類のみで受験が完結します。
出願は郵送ではなく「らくらくねっと出願」というシステムでネットから送ることができるため受験者の負担が少ないです。
学校説明会は毎月行われているので入学後の学校生活のイメージもわきやすいでしょう。

飛鳥未来高等学校

入試内容【書類選考と面接】
書類よりも面接に重きを置いており、この学校で勉強したいという意思をしっかりと伝えることが大切です。
Webから願書をダウンロードすることはできず、学校説明会に参加することで願書を受け取ることができます。
平日であればほぼ毎日学校説明会が行われていて、土曜日の開催もあるため予定は合わせやすいでしょう。

NHK学園高等学校

入試内容【書類選考と面接】
願書はwebからダウンロード可能。
願書には志望理由を記載する欄がありますので、出願締め切りに間に合うよう余裕をもって考えておくようにしましょう。
またネットを活用しての授業もあるため、入学前にインターネット環境を整えておく必要があるでしょう。

屋久島あおぞら高等学校

入試内容【書類選考】
入学願書は資料請求した際に一緒に送られてきます。
学校説明会への参加も必須ではないので受験者の負担はかなり少ないです。
屋久島あおぞら高等学校は自然の中でのスクーリング(通学を伴う授業)が人気ですが、そういったスクーリングの形が好きではないという方は注意しましょう。

まとめ

筆記・作文なしで受験できる広域通信制高校を紹介しました。
通信制高校の受験を検討している方は、入試内容にも注目しつつ最適な学校を選んでいただきたいと思います。